カジノゲームそのものに確実な攻略法はありません。
ただベット額を操作することによって、負けにくくすることはできます。
こうしたベット額の操作方法をシステムベッティングと呼ぶのです。
そんなシステムベッティングの中でも、よく使われるのがダランベール法になります。
フランスの数学者であり物理学者でもある、ダランベール氏が考案したことからの名称です。
他にもベット額の増減が階段状になることから、ピラミッド法とも呼ばれています。
ベッティングシステムには適用できるケースが限定的なものも多いのですが、ダランベール法は幅広く利用できるのが人気の一因です。
ここではダランベール法とは、どのような賭け方をするのか詳しく確認していきましょう。
ダランベール法の基本を知ろう
ダランベール法の基本的な部分から解説していきます。
まず賭け方なのですが最初に賭ける金額を任意で設定してください。
ここでは5ドルとして、手順を以下のようにします。
1 5ドルを賭けてゲームをスタートする
2 勝った場合は1ドルをマイナス、負けた場合は1ドルをプラスする
3 最終的にベット額が0になると終了
ちなみに勝敗の後にベット額を増減する額も任意で設定可能です。
わかりやすいように1ドルとしましたが、例えば10ドルスタートで勝敗時に2ドル増減といった形でも問題ありません。
最終的にベット額が0となった時点でリセットするとしていますので、継続してゲームをする場合は最初の賭金に戻すだけです。
ダランベール法が使えるカジノゲームは?
ダランベール法が適用されるのは2倍配当のカジノゲームになります。
★ルーレットの赤黒
★ルーレットの偶数奇数
★シックボー
★バカラならプレイヤー側
などが代表的なものとなります。
原則として2倍配当であり、独立事象のものが適用される形です。
独立事象というのはゲーム結果が、次のゲーム結果に影響しないものを指します。
ブラックジャックなどのカードゲームはデッキの枚数が決まっているので、例えば絵札が集中したようなゲームの後では、絵札が出る確率が低くなるのです。
こうした確率の偏りが出るようなゲームには向きません。
ダランベール法の特徴は?
次にダランベール法の特徴も見ておきます。
ダランベール法は損失分を、一度勝てば取り戻せるというものではありません。
負けた時に次の賭金を増やすことから、直前の損失を取り戻していくというスタイルだと考えてください。
そこそこの利益を出しながら、ゲームを長く続けることができるのも特徴の1つでしょう。
★賭金が大きくなりにくい
★負け越しでも利益が出る可能性がある
★誰でも簡単に利用できる
といった特徴についても見ていきます。
賭金が大きくなりにくい
ダランベール法は賭金の増減がかなりゆるやかです。
もちろん自身の設定にもよるのですが、基本1ドル単位で行なうのであれば、勝ったり負けたりを繰り返していくので大きくなりません。
連敗が続くようだと賭金も増えていきますが、負けたら倍プッシュするマーチンゲール法ほどではないのです。
そのため少額の資金でもカジノゲームを楽しみたい人に向いている方法だと言えるでしょう。
負け越しでも利益が出る可能性がある
ダランベール法の中でも少し特殊な形になるのですが、ベット額と増減させる金額を同じにするという方法があります。
例えばベット額を5ドル、増減額を5ドルと設定しましょう。
この場合、10回ゲームをプレイしたとして4勝6敗でも利益を残せるのです。
ですので調子が悪いと感じた時は、ベット額と増減額を同一にして見るのも良いかもしれません。
ただしベット額と増減額が一致していない、この結果にはならないので注意しましょう。
誰でも簡単に利用できる
ベッティングシステムの中には複雑なものもありますが、ダランベール法はシンプルなルールとなっています。
そのため誰でも簡単に利用できるのが1つのポイントでしょう。
また資金そのものも少額で問題ありません。
カジノを利用する人の多くは、十分に資金が用意できていないはずです。
少額の資金でもリスクを低くしながら、長くプレイできるのがダランベール法の魅力だと言えるでしょう。
ダランベール法にも欠点はある?
ここまで解説してきた限りでは、ダランベール法に欠点はないように思えるかもしれません。
ですがダランベール法にも欠点は存在します。
★短期間で大きな利益を出すのは難しい
★連敗が続いた場合には損失を回収するのが難しい
以上の2つの点について解説していきましょう。
短期間で大きな利益を出すのは難しい
基本的にダランベール法というのは、長期間に渡って少しずつ利益を重ねていくような手法です。
そのため1セットのプレイで損失も少ないですが、利益も少しだけという結果に落ち着きます。
つまり短期間で大きな利益を出したいという人には向きません。
1回の勝負で大きく稼ぎたいと考えている人は、ダランベール法以外のベッティングシステムを利用すべきです。
連敗が続いた場合には損失を回収するのが難しい
ダランベール法は損失も少なくなる賭け方です。
そのため連敗が続くような状況でも、1度勝てば損失はチャラになるということがありません。
小さくコツコツというのが基本的な戦略になっているので、連敗が続くようだとゲームを切り上げるのも1つの方法です。
例えばですがキリの良い5連敗した段階で、リセットすると決めておくとわかりやすいでしょう。
こうした損切を上手に行なうことが、ギャンブルで負けないためには重要なポイントになってきます。
最も重要なのは損切のルールを決めたのなら、どんなに後ろ髪を引かれてもその時点でルールに従うことです。
ダランベール法を使う上での注意点について
ここまで解説してきたようにダランベール法は、カジノゲームにおいて大きく負け越さないことを目的とした戦略になります。
逆に言えば調子が良くて連勝をしている時でも、大きく利益を出さない手法になるのです。
勝てばベット額を減らしていくので、当然の結果だとも言えるでしょう。
ですが連勝が続くような時に、大きく稼ぎたいという人は多いハズです。
そうした時にはベット額などを増やすのも方法の1つだと言えます。
★ベットのスタート額を引き上げる
★連勝で賭金が1まで減ったらリセット
というような形を取ってみるといいでしょう。
例えば5ドルスタートだったものを10ドルスタートにするのも1つの方法です。
ただし資金を引き上げると、その分損失が大きくなる可能性はあるので注意してください。
賭金の10%増減でも成立する
リスクとリターンのバランスを考えると、賭金の10%増減でも良いでしょう。
こちらも計算しやすいので誰でも簡単に扱うことができます。
★10ドルスタートだと増減額は1ドル
★20ドルだと2ドル
★30ドルだと3ドル
といったように増減額を決定しておくのも1つの方法です。
スタートのベット額だけ増やして、増減は1のままだとリターンとなる利益のバランスが悪くなってしまいます。
ダランベール法についての情報をまとめてみました。
フランスの数学者が考案したことから、ダランベール法と呼ばれています。
階段状にベット額が変化しますので、ここからピラミッド法という別名もあるベッティングシステムです。
基本となるベット額を決め、勝てばマイナス負ければプラスしていきます。
ベット額と増減の額は任意で決めても問題ありません。
ただ資金が少ない時は5ドルスタートで、1ドル増減という形で良いでしょう。
なれてくれば資金や増減の額を増やしていくのも1つの方法です。
ダランベール法の特徴は損失を少なくして、少なくても利益を出すという形をとっています。
そのため短期間で大きく稼ぎたい人には不向きな方法です。